浅井基文

浅井 基文(あさい もとふみ、194173-)は元外交官、政治学者。fficeffice" />

 来歴・人物

1941年愛知県生まれ。愛知県立西尾高等学校卒業。1963年東京大学法学部を中退し外務省入省。同期には野村一成ら。条約局国際協定課長、アジア局中国課長、駐英公使などを歴任。1988年東京大学教養学部教授に就任。1990年日本大学法学部教授。1992年明治学院大学国際学部教授を務める。

20054月、広島市立大学広島平和研究所所長に就任。

外務省出身ながら、日米同盟を基本とした日本外交に批判的であり、護憲・平和主義の立場からの論陣を張っている。

2009310日に浅井が毎日新聞へ起稿した文章の「特に毎日、朝日は、他の全国紙に比べ公正性、中立性が高いとみられている」という部分について、後日329日の産経新聞の記事にて立命館大学の加地伸行教授から「思わず嗤(わら)ってしまった。毎日、朝日といえば、左翼的であることは周知の事実。それを『公正性、中立性が高い』とは、見識のかけらもない。こういうのをチンドン屋と言う。」などと一方的に批判された。[1]

2009929日、日本が拉致問題を主張することが北朝鮮の非核化を妨げていると主張した。

 著書

 単著

『日本の外交――反省と転換』(岩波書店[岩波新書]、1989年) 

『外交官――ネゴシエーターの条件』(講談社[講談社現代新書]、1991年) 

『新しい世界秩序と国連――日本は何をなすべきか』(岩波書店、1991年) 

『どこへ行く日本――湾岸戦争の教訓と外交の進路』(かもがわ出版、1991年) 

『「国際貢献」と日本――私たちに何ができるか』(岩波書店[岩波ジュニア新書]、1992年) 

『国家と国境――国際化社会における秩序と民族自決問題』(ほるぷ出版、1992年) 

『私の平和外交論』(新日本出版社、1992年) 

『新保守主義――小沢新党は日本をどこへ導くのか』(柏書房、1993年) 

『「国連中心主義」と日本国憲法』(岩波書店[岩波ブックレット]、1993年) 

『国際的常識と国内的常識――「脱冷戦」後の国際社会と日本の役割』(柏書房、1994年) 

『非核の日本・無核の世界』(労働旬報社、1996年) 

『平和大国か軍事大国か』(近代文芸社、1997年) 

『新ガイドラインQ&A――ここが問題』(青木書店、1997年) 

『中国をどう見るか――21世紀の日中関係と米中関係を考える』(高文研、2000年) 

『集団的自衛権と日本国憲法』(集英社[集英社新書]、2002年) 

『戦争する国しない国――戦後保守政治と平和憲法の危機』(青木書店、2004年) 

 

編著

『茶の間で語りあう新ガイドライン』(かもがわ出版、1998年) 

共編著

(藤井治夫)『最新安保情報――日米安保再定義と沖縄』(社会批評社、1996年) 

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